こんにちは!春活です!
いやーだいぶ寒くなってきましたね!
冬が近づいているのを感じます。
今日はそんな冬に大活躍するスタッドレスタイヤについてお話ししたいと思います!
スタッドレスタイヤとは?
積雪や凍結など、通常とは異なった状況下でも、安全に走行することを目的とした冬タイヤ。
そのなかのひとつが、スタッドレスタイヤです!
スタッドレスタイヤは、積雪路や凍結路といったいわゆる滑りやすい路面でグリップ力を発揮し、安定した走行を生み出してくれるのが特徴です!
スタッドレスタイヤのトレッド面(タイヤの路面と接触する面)には、ノーマルタイヤよりも深い溝(スリット)が刻まれており、この溝が雪を噛んでできる雪の柱を利用して駆動力を得ています。これを「雪柱せん断力」と呼びます!
それにより雪道でも滑らずに、走行することができるようになっているんですね。雪柱せん断力は溝が大きほど高まり、雪道で効果を発揮する反面、路面との接地面積が減り、氷上でのグリップが低下します。それを解決するため、スタッドレスタイヤは、各社パターンに工夫を凝らしているようです。
また、トレッド面には細かい切れ込み(サイプ)を入れることで、氷上の水膜を取り込み、安定した走行を可能としています。
さらに素材も、夏用のノーマルタイヤとは異なり、低温下でも硬化しにくいよう気泡を含んだゴムを使用したり、コンパウンドと呼ばれる細かな粒子を練り込むことで摩擦力を高めています!
降雪時でも、チェーンなしで走行できるスタッドレスタイヤ。乾いた路面では、通常のノーマルタイヤと変わらず使えることがメリットで、最近では降雪地域以外の方でも、スタッドレスタイヤを装着されるドライバーが増えているのだとか!
スタッドレスタイヤの懸念点
圧雪路に強いスタッドレスタイヤですが、凍結した路面や深雪路ではその性能が発揮されにくいといった問題点が指摘されています!
また、非積雪路でも走行できるため冬シーズンを過ぎてもそのまま履き続けていると、スタッドレスタイヤ特有の排水性能の低さによって、雨天時にハイドロプレーニング現象が起きやすくなってしまうんです!
さらに2018年12月に施行された国土交通省の省令により、高速道路や国道など指定された13の区間ではスタッドレスタイヤでもチェーンの装着を義務付ける「チェーン義務化」が決められており、スタッドレスタイヤだからといって万全とは言えないことになってしまいました。(※チェーン義務化は特別大雪警報などが発令された場合のみ適用)
スタッドレスタイヤとチェーンの違い
スタッドレスタイヤの特徴
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べてゴムが柔らかく、溝も深いです。この特性から路面の状態に応じて変形しやすく、強い摩擦力を発揮することで雪道などでも滑りにくくなります。特に踏み固められた雪道の走行を得意とします!
【メリット】
- 雪道・乾燥路関係なく走行できる
- 雪のある坂道など、チェーンより多くの状況に適応できる
【デメリット】
- チェーンに比べて価格が高い(約5万円~)
- タイヤの保管場所が必要
- チェーン規制の区間を走行できないことがある
チェーンの特徴
チェーンはタイヤの外側から装着する滑り止めです。金属製・非金属製・布製(カバー)があります。スタッドレスタイヤに比べると新雪が降り積もったような道や、凍り切ったアイスバーンの走行に強いです!
【メリット】
- スタッドレスタイヤより安価(約5,000円~)
- 保管がしやすい
【デメリット】
- 装着時は乗り心地が悪く、音もする
- 装着時は時速50km程度しか出せない
- 着脱に時間がかかる
スタッドレスタイヤが冬の路面に強いというのは、夏タイヤと比べた場合です。 タイプにもよりますが、積雪路面や凍結路面ではタイヤチェーンの方が走行能力が高いと言えます! そのため、スタッドレスタイヤではスリップして登れない坂道や、路面が凍結している場合にタイヤチェーンを活用するのがおすすめです!
みなさんもスタッドレスタイヤやチェーンを活用して冬のカーライフを安全に楽しく過ごしましょう!
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