クジラの中でもナガスクジラ属に属しているニタリクジラとカツオクジラ。似ていることでも有名であり、分類されたのはごく最近のことである。では、ニタリクジラとカツオクジラの違いはなんなのか?
ナガスクジラ属
まず、彼らは、ナガスクジラ科ナガスクジラ属に属しているヒゲクジラ亜目の一種である。ナガスクジラ属とは、ミンククジラ、クロミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、カツオクジラ、ツノシマクジラ、シロナガスクジラ、ナガスクジラなどの種から構成されています。小型のヒゲクジラ、ミンククジラから、世界最大の哺乳類であるシロナガスクジラまで、大小様々なクジラが属しています。このクジラたちの特徴はヒゲクジラであること、そして、全ての種が似ている体を持っていることです。ナガスクジラに似た体を持っており、その美しい曲線はクジラファンを魅了し続けています。
主な違い
主な違いは表面上にはなく、骨の形状が違ってきます。
- 上顎骨の上行突起の形状
- 鼻骨の形状
- 前頭骨の露出
- 間頭頂骨の露出
- 翼蝶形骨の露出面の形状
この5つの点がニタリクジラとカツオクジラの違いになります。
分類の歴史
もともとは、ニタリクジラとカツオクジラはイワシクジラというクジラと同一の種とされてきました。しかし、ニタリクジラとイワシクジラは違う種であることがわかり、カツオクジラはニタリクジラの分類に位置づけられました。その後、研究が発展し骨の分類などから、ニタリクジラとカツオクジラは別種であることが確認されました。最近では、メキシコ湾に定住する絶滅にひんする小個体群がライスクジラという名前で、2021年に新種とされました。このようにあんなに大きな生き物でも新種が発見されるのです。これからの研究の発展が楽しみですね。
名前の由来
ニタリクジラは、イワシクジラやナガスクジラに似ているということからニタリクジラという名前がつけられました。なんかかわいそうですね、、、、カツオクジラはカツオの群れに紛れて姿を現すことからカツオクジラという名前になりました。カツオの群れがあるということは小魚やプランクトンが豊富にあるということなので、クジラが集まることも珍しいことではないのです。カツオ船の近くにクジラがたびたび姿を現すこともあるそうです。
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