みなさんこんにちは!春活です!
みなさん誰もが日常的に食している蕎麦にも種類があるということはご存じでしょうか?!
蕎麦には複数の種類があり、二八蕎麦や十割蕎麦、更科蕎麦などに分けられます。
これらから、本記事では、十割蕎麦とはどのような蕎麦なのかについて説明していきます。
十割蕎麦とは
十割蕎麦とは、その名の通り、蕎麦粉だけで作られた蕎麦のことを言います。つなぎになる小麦粉や山芋を入れずに蕎麦粉だけでうった蕎麦です。蕎麦粉だけで作ることを生粉打ち(きこうち)と呼び、つなぎが使われている蕎麦と区別するために生蕎麦とも呼ばれています。十割蕎麦をうつには、高度な技術が必要です。蕎麦粉には粘り気が少なく、麵として形成することが難しいためです。その変わり、蕎麦の風味やコシを最大限楽しむことができます。
普通の蕎麦との違い
コンビニやスーパーなどで見かける蕎麦はそのほとんどが十割蕎麦ではありません。普通の蕎麦と十割蕎麦の違いは、つなぎになる小麦粉や山芋を使っているか、いないかの違いです。
つなぎが使われている一般的な蕎麦は二八蕎麦と呼ばれており、二割のつなぎと八割の蕎麦粉でできています。他にも外一や七三と呼ばれている配合の蕎麦がありますが、広く一般的に浸透しているものは二八蕎麦です。十割蕎麦よりも生地に粘りがあって作りやすく、馴染みのある蕎麦です。
二八蕎麦と十割蕎麦、どちらの方が美味しいのでしょうか。結論から書かせて頂くと、それぞれの味わいには大きく違いがあり、一重に甲乙をつけられません。二八蕎麦は、小麦粉を使用しているので喉越しがよく、つるりとした食感を楽しめます。十割蕎麦は、蕎麦粉本来の味と風味が口内に広がります。蕎麦粉のもちもちとした食感を楽しめることも魅力の一つです。喉越しのよい蕎麦を食べたいときは二八蕎麦、蕎麦の風味を味わいたいときは十割蕎麦というように選択することも一つの手です。
十割蕎麦の特徴と製法
一般的な蕎麦とは違う蕎麦粉の配分をされている十割蕎麦は、どのような製法で作られているのでしょう。
ここでは、十割蕎麦の製法と、つなぎがない蕎麦にはどのような特徴があるのかについて、解説します。
十割蕎麦の特徴
十割蕎麦は蕎麦粉のみで打ち上げられているため、麺の表面を見ると蕎麦粉の黒い粒が視認できます。口に含むとつなぎが使用されている蕎麦とは違う、ざらりとした舌触りが感じられることでしょう。それを歯で潰すと、蕎麦の風味が広がります。また、蕎麦粉だけを使用しているため、蕎麦本来の栄養素が多く含まれています。
十割蕎麦は、打つために技術が必要です。職人の打ち方次第で、味が変わることも特徴の一つといえるでしょう。
十割蕎麦作り方
基本の材料は水と蕎麦粉の二つです。そこに打ち粉を用意しておきます。水はおおよそ、蕎麦粉に対して50%の割合が目安です。蕎麦粉が300gならば150㏄の計算です。
1. 用意した木鉢に蕎麦粉を入れます。山形にして中央にくぼみを作ります。
2. 1のくぼみに水を入れ、混ぜます。ここでは80%程の水を入れます。
3. だまにならないようにほぐし、全体に水がいきわたったら残りの半量の水を入れます。
4. 小さな固まりができ始めたら残った水を全て入れて捏ねます。
5. 麺になるように様子をみて形成します。
6. 麺を茹でれば十割蕎麦の完成です。
簡単に説明しましたが、美味しく打ち上げるには高度な技術が必要です。
十割蕎麦のおいしい食べ方
蕎麦の食べ方はひとそれぞれで、細かいルールは存在しません。しかし、ここでは十分に十割蕎麦を楽しむ食べ方を紹介します。
十割蕎麦は非常にのびやすい蕎麦です。そのため運ばれてきたら、時間を置かずに食べます。最初はつゆをつけずにそのまま口に運びます。蕎麦の風味、味をしっかり楽しんだ後、麺をつゆにつけて食べましょう。つゆにつける際、全てを浸さず蕎麦の風味が消えない程度に抑えます。
蕎麦は噛んで楽しんでも噛まずに楽しんでも構いません。蕎麦の風味、味、食感、喉越しを、存分に楽しみましょう!
今日は十割蕎麦の魅力についてお話ししました!
みなさんもぜひ十割蕎麦食べてみてください!
それではまた!
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