こんにちは!春活です!
今日は下痢についてお話ししていきますね!
「下痢」の原因は?
下痢とは、腹部に痛みを感じ、水っぽい便が出ることをいいます。
下痢の原因としては、ストレスや緊張、暴飲暴食、食あたり、ウイルスや細菌による感染、生理周期、冷えなど、様々です。いずれの場合も、腸の「働き」や「状態」が変化を起こすことによって下痢が生じます。
原因①「ストレス」や「緊張」による下痢
「ストレス」や「緊張」が原因となって、下痢を起こすことがあります。ストレスや緊張によって、腸をコントロールする「自律神経」が刺激を受け、腸が異常収縮してしまい、腸を通る便の水分が十分に吸収されずに排出されて、下痢になります。また、特定の状況下でよく下痢を起こす場合は、「過敏性腸症候群」の可能性があります。
「過敏性腸症候群」とは?
「過敏性腸症候群(IBS)」とは、検査を行って炎症や潰瘍(かいよう)など目に見える異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、下腹部の張りなどの症状が起こる病気のことをいいます。
原因②「暴飲暴食」による下痢
「暴飲暴食」によっても下痢は引き起こされます。
少量のアルコールは腸の働きを活発にしますが、大量の飲酒は、水分の摂り過ぎを招いたり、アルコールによって腸粘膜が荒らされたりするため、下痢を引き起こします。水分の摂り過ぎで下痢をするのは、便の水分が十分に吸収されないまま排出されるためで、大半は飲酒の翌朝に発症します。
食べ過ぎの場合、消化不良物や、そこから発生したガスが腸の粘膜を刺激して、腸が異常収縮するため、下痢が起こります。
原因③「食あたり・食中毒」による下痢
「食あたり・食中毒」を起こしやすいのは、生鮮食品などの加熱していない料理です。食品に含まれた病原菌が消化器官で増殖し、腸を刺激することで下痢が起こります。
原因④食品に含まれる「成分」による下痢
果物や豆類に含まれる糖類や、ノンシュガーの食品などで砂糖の代わりに使われている甘味剤などの「成分」の作用で、腸内に水分がたまり、下痢を引き起こすことがあります。
また、乳糖を分解する酵素を持たない「乳糖不耐症」の人は、牛乳を飲むと乳糖が消化されず腸内に残り、それが腸内の浸透圧を高め、下痢を起こします。
辛い食べ物やコーヒー、冷たい物などを飲み食いした場合も、消化管への刺激によって下痢が生じることがあります。
原因⑤「生理」による腹痛をともなう下痢
生理時は子宮を収縮させる「プロスタグランジン」の分泌により腸が異常収縮し、腹痛をともなう下痢が起こりやすくなります。心理的にも不安定な状態が続くため、ストレスが原因となることもあります。
原因⑥「冷え」による下痢
「冷え」による下痢は、自律神経の乱れによって起こります。原因は、腸をコントロールする神経がお腹の冷えにより刺激を受けて、腸が異常収縮してしまうためです。腸を通る便の水分が十分に吸収されずに排出されるため、下痢になります。
下痢の種類は「急性」と「慢性」の2タイプ
下痢の種類は大きく分けて2タイプあります。突然起きる「急性」下痢と、長く続いたり、再発を繰り返したりする「慢性」下痢です。
1.急性下痢
突然の腹痛とともに、何度もトイレに駆け込んでしまうのが急性下痢です。食べ過ぎや飲み過ぎ、冷え、乳糖不耐症、特定の食品に対するアレルギー反応、精神的ストレス、ウイルスや細菌の感染などが主な原因です。2~3日で治るものが多いのですが、回復するまで1週間程度かかることもあります。
腹痛や発熱、吐き気、嘔吐を伴う場合は、食中毒による感染性下痢が疑われます。
2.慢性下痢
慢性下痢は、3週間以上続いたり、再発を繰り返したりすることが特徴です。原因は多岐にわたり、それぞれの原因に応じた治療が必要です。しばらくしても症状が治まらない時は、ほかの病気が潜んでいる可能性もあるので、おかしいと感じたら、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
下痢になった時の対処法
急にお腹が痛くなると焦りますね。そんな時はどう対処すればいいのでしょうか?以下に基本的な「対処法」をご紹介します。
1.水分補給をしっかり
激しい下痢は脱水症状を引き起こすことがあるので、水分補給はしっかり行いましょう。この時、水よりも塩分や糖分を含んだスポーツドリンクの方が、体内で水分が吸収されやすいのでおすすめです。
2.胃腸を休める
胃腸を休めるために、食事は脂質が少なく、消化の良い食べ物を選びましょう。例えば、おかゆや煮込みうどん、みそ汁、すりおろしりんご、野菜スープ、脂肪分の少ない鶏のささみや白身魚、半熟卵などは、胃腸への負担も少なくおすすめです。
反対に、消化吸収が悪い食べ物、例えば、脂肪分の多い肉や魚、そば、ラーメン、玄米や赤飯、生野菜、海藻、菓子パン、ケーキなどは控えましょう。また、胃腸に刺激を与えるコーヒーや炭酸飲料、アルコール類も控えてください。
3.市販の下痢止め薬を服用する
通勤途中や仕事中の急な下痢には、「水なしで飲める下痢止め薬」を携帯しておくと良いでしょう。お腹がギュルッときたら早めに飲みましょう。
4.冷えによる下痢は、体を温める
お腹が冷えることで起こる下痢の場合は、腹部を温めるケアも有効です。入浴のほか、腹巻やカイロを活用してもいいでしょう。
ご閲覧ありがとうございました!
それではまた!
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